北海道旭川市Yさんの体験談
まだ占いの事務所を初めて間もなく、私も当時の弟子も外出していた日、仕方無く電話を私の携帯に転送をしておきました。
私が事務所に帰る直前に電話がなりました。
用件は弟子に電話鑑定をしてほしいという内容のもの。
私は電話に出た時に、声の主はかなり年輩の人だなぁと思っていました。
後日、弟子に
「今日、鑑定依頼の電話がありますよ。○○は彼を知っているのですか?」
と聞き、
「うん、知ってるよ」
といわれ、
「いくつの人ですか?かなり年配の人だったけど」
と聞いたら
「34歳だから、年配の人じゃないよ」
と笑われてビックリしました。
私には電話の主がどうしても倍以上の年齢の人に思えたからです。
弟子がYさんを鑑定して話をしてみた所、彼は若い時から精神的に辛い思いをしてかなり苦しかったみたいです。
その話を聞いた時に私の頭の中を、彼のお祖父さんが
「孫をどうぞ宜しくお願いします」
とお願いしているように思えました。
この話をその時弟子にこう言いました。
彼に
「おじいさんにとてもかわいがられていませんでしたか?」
と聞いてもらった所、
「はい、私は母方のおじいさんにとても可愛がってもらったので、おじいさんが亡くなった後も、毎日の様に仏様に手を合わせているんです」
という答えが返ってきました。
彼はこのようにとても優しい人なのです。
そんな優しいYさんを、多分お祖父さんが、彼をもう少し強く生きて行ける様にお願いしてるように思えました。
私はまず、電話で彼と話して、どんな薬を飲んでいるのか聞きました。
亡くなったお祖父さんのお願いに答えられるように、勇気をだして薬を減らす努力を進めました。
もちろん減らす薬の量については医師に相談してもらいながらです。
すると本当なら、減らすのに一年以上かかってもおかしくない所を、一週間くらいで飲む薬の量が半分に減ったそうです。
彼は優しいので、仕事の合間にこれを見て疲れをとって下さいと、私も一度は行ってみたい北海道の広大な写真を送ってくれたりします。
北海道の自然は大好きです。私が生きている間に一度は行きたい一番の場所です。
そんな話より彼が勇気を出して階段を登り始めた事が嬉しいです。
これからも相談にのって、彼が全ての薬を辞められるまで私も一緒に頑張ります。
そして彼の口から「先生大丈夫、もう大丈夫ですから頑張って行きます」と言ってもらえる日を楽しみに待っています。
必ず薬にピリオドを打てる日が来ます。